株式会社クリエイト・ケア

クリエイト・ケア

[業種]大分類:医療,福祉 中分類:社会保険・社会福祉・介護事業 小分類:老人福祉・介護事業

会社紹介 PICKUP特集

レトロ商店街のおしゃれカフェ

モダンとレトロが同居したような佇まいの「すみまめカフェ」は、2015年、墨田区京島のキラキラ橘商店街の一角にオープンしました。 キラキラ橘商店街は空き店舗もちらほら存在するものの、昭和レトロと下町人情、活力のある賑わいが魅力となっています。 そんな商店街の一角に良く馴染む、おしゃれな外観の「すみまめカフェ」。オープンに当たっては内外装を全面的にリノベーションしました。内装にはスカイツリーをイメージした紺や江戸紫を使用し、シックな雰囲気を演出しています。ゆったりとした空気感に満たされた店内は、ついつい長居してしまいそうな居心地の良さ。オープン当初からWi-Fiや各席へのコンセントも完備しているため、仕事や勉強で利用されるお客さんも多いといいます。「うちの売りは店内の雰囲気です。地元の人はもちろん、学生やサラリーマンの人たちにも気軽にくつろいでいただける空間づくりを目指しました」と、オーナーの渡邉宗貴さんは語っています。

地域密着で地元から愛される店舗づくり

  • 「すみまめカフェ」の由来

    地元の魅力を凝縮したようなイメージに加え、カフェとして提供するコーヒー豆、地域の人のまめまめしさ等、いくつかの意図を掛け合わせ、「すみまめカフェ」と名づけられました。

  • メイドイン墨田区

    店内で提供するメニューは、曳舟の人気カフェ「Café Sucré」による「すみまめカフェ」用オリジナルブレンドのコーヒー豆「すみまめブレンド」をはじめ、可能な限り「メイドイン墨田区」に徹しています。他に「本格石窯パン工房Tomtom」のパンなども。

  • 地域ブランド製品の販売

    店頭には墨田区内のモノづくり企業による地域ブランド製品の販売コーナーがあり、墨田区限定の「トーキョーサイダー」や大関鞄工房の皮革小物、ガラス製品をはじめ身近において愛用できる品々が選べます。これらの製品を描いた壁面イラストも好評です。

地域に開かれたスペースとして魅力発信

スペースとしての魅力を最大限生かすことに渡邉さんは力を注いできました。地域の人たちによるワークショップやイベントで貸し切り利用されることも少なくありません。月1回、子ども向けの料理教室「まじかるれっすん」にも利用されています。商店街は映画やドラマのロケ撮影に使用される機会が多くありますが、こうした撮影にも積極的に協力してきました。 「すみまめカフェ」が主催するイベント・事業として、月1回のドッグカフェ、園児向けの英会話スクール(コロナ禍で休止中)を実施。現在はコロナ禍で休止中ですが、学童保育の枠から外れた小学校4年生を主な対象としたアフタースクールは、学校帰りの児童がカフェに寄って、宿題をしたりおやつを食べたり遊んだりというスペースです。また、2021年11月に墨田区全域で行われた「第1回まちゼミ」には、スタッフの趣味を生かしたアルゼンチンタンゴ教室で参加しました。 このようにおしゃれカフェでありながら、地域に密着して地域に開かれたスペースであることが、すみまめカフェの魅力であり、地域活性化にも貢献しています。

介護スタッフが楽しく働ける空間づくり

「すみまめカフェ」は地域に開かれたオープンスペースとして幅広い活動をしてきましたが、もう一つ大きな独自性があります。 それは、カフェスペースの奥に居宅介護支援事業所・訪問介護事業所を併設している点です。実は、すみまめカフェを運営する株式会社クリエイト・ケアは、介護事業を展開しています。 渡邉さんは、介護事業を展開するにあたり、業界が抱える二つの課題に着目しました。一つは、介護業界が「汚い、きつい、給料が安い」という3K職場のイメージがある点です。もう一つは、在宅介護サービスの事務所はマンションの一室などが多く、事務所としての存在感がほとんどないため、在宅介護を必要とする人が事務所とマッチングしにくいという現状があります。渡邉さんは、この二つの課題を解決する方法としてカフェと介護事務所を併設するという形態を考案しました。気軽にくつろげるカフェに併設したことで、介護事務所も自然とスタッフが楽しく働ける空間となっています。また、「すみまめカフェを知っていただくことが、クリエイト・ケアの知名度向上にも役立っているようです」と渡邉さんが語るとおり、カフェとの兼業は経営的にもメリットが大きく、カフェをオープンスペースとして積極的に活用しているのは「楽しさ」を追求した結果でもあります。 このような併設型の介護事業所は注目を集め、クリエイト・ケアはそのノウハウを活用してコンサルティング事業も展開しています。特に介護保険制度の導入を開始した台湾ではその存在が知られ、コロナ禍以前は年間約400名の方々が視察に訪れていました。

子育てから見守りまでのモデルを地域に構築したい

起業時、渡邉さんは3年目から5年目を目標に多店舗展開を掲げていました。しかし、介護サービスのニーズは旺盛にあるものの、出店は簡単ではありません。介護業界では慢性的な人材不足が課題となっているからです。業界のイメージを変え、「楽しい介護」を標榜しているクリエイト・ケアであっても、人材育成は決して容易ではなく、長期的な視野が必要となっています。 こうした中で、渡邉さんが抱いている夢は、商店街を一つのモデルとして「地域で子どもを育てる、地域で高齢者を見守る」という仕組みづくりです。現在は居宅介護支援事業所と訪問介護事業所の運営ですが、将来的には商店街の中に保育園とグループホームをつくることを構想しています。「すみまめカフェ」でさまざまな地域密着イベント・事業を展開しているのも、そのための準備と言えるのかもしれません。 カフェを起点にそのスペースを生かす諸事業と介護事業、そしてその先に多様な事業構想を持つ「すみまめカフェ」は、地域活性化を事業化する新しいモデルとなる可能性を秘めています。

動画で見る「すみまめカフェ」

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連絡先

住所〒131-0046 東京都墨田区京島3-39-8
TEL03-6657-5531
FAX03-6657-5592
担当者渡邉宗貴
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